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中つ国のバックグラウンドが太平記そっくりで‥ [ぶくぶく]


文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)

文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)

  • 作者: J.R.R. トールキン
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2005/12/01
  • メディア: 文庫


私は指輪オタでもありますが、初めてトールキンの指輪物語を読んだ時、その話のバックグラウンドにある歴史の話にびっくりしました。と言うのも、高校時代に愛読した太平記にあまりにもそっくりだったからです。教授まさか、太平記を知っていたのでは?(^^;)とすら思ったほどでした。

まず驚いたのはゴンドールの執政。これはまさに鎌倉幕府の執権北条家そのものではありませんか。しかも最後の執権赤橋守時とその妹登子が、そのまま執政家兄弟かと思うほど。NHK大河ドラマでの守時は、もしボロミアが命長らえたらこうだったろうなと妄想した通りですし(^^;)、妹の登子が、和歌の書を返しに来た足利高氏にそのうんちくを披露するシーンがファラミアを彷彿とさせます。

当然の事ながら?(笑)私はゴンドールの執政家兄弟の大ファンになりました。

王座を取り返すためためにゴンドールに来たアラゴルンは、足利尊氏とも考えられますが、今回太平記を読み返すとそれは後醍醐天皇だったのかなあとも思われます。後醍醐天皇は大覚寺統の南朝の天皇なのでなおさらです。。。

とすると、阿野廉子がアルウェンなのでしょうか?ただし、阿野廉子は皇后どころか中宮でも女御でもありません。女官上がりの寵姫だったそうです。でも「女御更衣あまた侍ひ給ひけるなかにいとやむごとなき際にはあらぬがすぐれてときめき給う」人だったようです。

そしてその頃自由な文化を発展させた庶民はホビットのようであり、武器を取って戦った公卿はエルフそのものです。

いずれにせよ、どちらも、私の生涯で忘れられない書物である事には変わりありません。これからも長く愛読しようと思います。
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