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ドラマ太平記で鎌倉幕府滅亡を見る [ぶくぶく]

NHK大河ドラマ版太平記は、20~22話で鎌倉幕府討幕のクライマックスを迎えます。
皆カッコ良いですが、とりわけ、指輪物語の執政家ファンにとっては大変興味深い所です。(^^)

これから私本太平記やドラマ版の太平記を鑑賞しようと思っている人にはネタバレになるので、念のためツイッターではなくこちらへ記載。

従ってここからは上記に当てはまる人にはネタバレなので、注意です。

まず20話で、幕府の人質となった登子と千寿丸が、足利家の家来の手引きで滞在先の実家赤橋家を脱出するシーン。古典太平記にはもちろん書かれていませんが、その後の守時の行動から想像できる事、つまり、守時はわざと妹と甥を取り逃がします。

そして21話、いよいよ新田義貞が攻めてくる鎌倉で、足利の人質を逃がした事で咎めを受けている守時が、謹慎を破って武装姿で北条高時や長崎円喜親子等が待機している大蔵御所へ。

守時を赦し、戦の許可を出す高時のセリフが心を打ちます。
「行くがよい。共に鎌倉は祖先の地、御辺も儂も他に逃げてゆく国はない。この鎌倉を兵や馬で踏みにじるものあらば、戦いたす外あるまい。行くがよい。」

北条高時と赤橋守時は親子ではなく、しかも守時の方が年上なのですが、この2人が言葉を交わし、死を覚悟した守時が大蔵御所を後にするシーン、指輪の執政家ファンが愛してやまないあのシーンと、あまりにも酷似しております。もうトールキンて、ここでそれを見ていた関係者の生まれ変わり?と思うほど(^^;)

しかも州崎の戦いで「守時は矢を使わず始めから突撃して行く決死の戦法」で戦ったとあります。

興味ある方はこちらからどうぞ。20話ですがここから22話までつながります。
https://www.youtube.com/watch?v=fgm6FbyqFAE
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承久の乱、おかわり [ぶくぶく]

太平記の時代背景をより理解するために(というかただ風呂敷を広げているだけですが(笑))、その約100年前に起きた朝廷と幕府の争い、承久の乱の本をもう1杯おかわりします(^^;)

承久の乱 日本史のターニングポイント (文春新書)

承久の乱 日本史のターニングポイント (文春新書)

  • 作者: 本郷 和人
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/01/18
  • メディア: 新書


今何故か新書界は鎌倉ブーム(^^;)で、承久の乱に関する本も2冊立て続けに出ています。先日坂井孝一氏著の本を読みましたが、少し違う観点から述べているもう1冊の本を読んでみようと思います。
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冠者は女設けに来んけるや [ぶくぶく]

ドラマ版太平記15で、武田鉄矢演じる楠木正成、赤坂城で一度挙兵したものの、鎌倉軍の勢いに一旦逃走。旅芸人一座の車引きとして逃げようとした所を幕府軍に見つかり、足利高氏は旅芸人の一座なら舞を披露しろと命じられ、正成が踊ったのがこの歌。
さて一体なんだろう???と思い、必死で耳コピー(笑)してググってみたところ、

こちらに詳しい説明があります。
https://trushnote.exblog.jp/24837147/

こちらの5:54頃からその舞が見られます。
https://www.youtube.com/watch?v=tAfKZy_fKdc&t=354s

とても楽しい踊りですね。
一瞬、原作の指輪物語(原作ね、あくまでも原作の方ね(笑))で、フロドが踊る子馬亭で踊るシーンを思い出しました(笑)

ちなみにこの歌、オリジナルは後白河法皇が編さんしたものと聞いて、松田翔太くんの顔が思い浮かんでしまいました。(^^;)

もう一つ、101回目のプロポーズは同時期です(^o^;)
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私本太平記も少し進める [ぶくぶく]


私本太平記 全13巻合本完全版

私本太平記 全13巻合本完全版

  • 出版社/メーカー: 吉川英治研究会
  • 発売日: 2015/02/14
  • メディア: Kindle版


いろいろゴタゴタあったために少し間が空いてしまいましたが、古典太平記読書を鎌倉幕府滅亡まで進めたので、続きを読む前に、私本太平記の方も進める事にしました。

私本太平記と言えば、NHK大河ドラマ太平記の原作ですが、当然の事ながら、限られた時間で複雑な話をわかりやすくまとめなくてはならない上、誰にでも愛されなくてはならない公共性の強い大河ドラマと、原作の違いはあります。

まず際立って違っていたのが、住居。大河ドラマでは、足利家家族共々鎌倉に住んでいるような?感じですが、原作では貞氏の妻清子と息子たち高氏、直義は、栃木の足利庄に住んでます、

幕府に無断で京都に遊びに行った高氏が監禁される事や、誰の力添えで救い出されるかという辺りは同じですが、その長さや状況は大きく異なります。

また、これはもうテレビという媒体との違い、清子の言葉遣いです。テレビより全然カッコいいって。(^^)

古典太平記では詳しく(というより全く)語られなかった、高氏の討幕決意の理由も出てきました。
祖父足利家時の残した遺書に書かれていた事を見たんですね。私はすっかり眉につばをつけて読んでました(笑)が、真偽はともかく、若くして自害した家時が遺した(源義家からの因縁の)置文があったという「伝説」があったそうです(リンク先参照)
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